平沢進さんのアルバム「賢者のプロペラ」です。
だいぶ昔、古本屋でクラムボンが表紙の
キーボードマガジン2000年11月号を買った時、
賢者のプロペラについてのインタビュー記事が
載っていて、そこで平沢進さんの存在を知りました。
雑誌の付録 CD に賢者のプロペラの
サンプルトラックが収録されており、
すぐ曲に引き込まれたのを覚えています。
歌詞は前衛的で難解でしたが、
楽曲としてはとても聴きやすく、
そのギャップが何とも心地良いんです。
個人的に映画音楽が好きなので、
曲にそうした壮大さもあったことから、
気に入るのに時間が掛からなかったんだと思います。
音源について、インタビュー記事によると、
ストリングスは KURZWEIL のサンプルデータを
AKAI S6000 で鳴らしたものと E-MU Proteus/2 を、
パーカッション類は、同じく E-MU Proteus/2 で、
ドラムには ROLAND R-8 などを使っているそうです。
賢者のプロペラはコンセプトアルバムになっており、
全曲通して聴き応えがあります。
今は一曲単位でデータ購入できてしまう時代ですが、
アルバムの良さを再認識させてくれる一枚だと思います。
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