2021年7月17日土曜日

KORG D1 レビュー

KORG の電子ピアノ「D1」を購入しました。


コルグの公式サイト製品情報


付属品
ACアダプター、譜面立て、ダンパー・ペダル、
ヘッドホン、取扱説明書が付属します。

ヘッドホン
簡易的なヘッドホンが付属します。










D1 はスピーカーが内蔵されていないため、音を聴くには
別途スピーカーを用意するかヘッドホンが必要です。

ヘッドホン端子はステレオミニプラグになります。

新たにヘッドホンやステレオミニ変換プラグを購入する
場合は、付属のヘッドホンと同様に端子先端の絶縁線が
2本のものにしないと、片耳からしか音が聴こえなく
なってしまいます。

先端の黒いリングが1本のものは避けてください。

ダンパーペダル
DS-3H というペダルが付いてきます。










ハーフペダルは非対応です。

ハーフペダルを利用したい場合は DS-1H を
別途購入する必要があります。

DS-3H は裏のゴム面積が小さく滑りやすいと感じました。










個人的にペダル部分の長さも少し短いと思いました。

カシオのペダル SP-20 は極性が同じなので
D1 でも使うことができます。

ハーフペダルはありませんが、滑りにくく、
端子部分も L字になっていて便利なので、
選択肢の一つに入るのではないでしょうか。

私もこれに変更しました。


ピアノ音源
KORG のピアノ音源だと KRONOS / NAUTILUS、
Grandstage が仕様的には一番になります。

G1 Air、C1 Air、D1 は上記の解像度を低くした
ピアノ音源を搭載した形です。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

D1 の音色は以下の通りで、
末尾の数字がオシレーター数です。
コンサート・ピアノ       :3
グランド・ピアノ        :3
ポップ・ピアノ         :2
ジャズ・ピアノ         :3
ホンキートンク・ピアノ     :2
エレクトリック・グランド・ピアノ:1

以下は C1 Air の音色です。
ジャーマン・グランド・ピアノ  :4
ジャズ・ピアノ         :2
クラシック・ピアノ       :4
ジャパニーズ・グランド・ピアノ :4
ポップ・ピアノ         :2
ホンキートンク・ピアノ     :2

名称は違いますが、聴いた感じだと
D1 のコンサート・ピアノと C1 Air の
ジャーマン・グランド・ピアノ、
D1 のグランド・ピアノと C1 Air の
ジャパニーズ・グランド・ピアノが
同じ位置付けのものだと思われます。

それぞれのオシレーター数を見ると D1 が 3 に対し、
C1 Air が 4 と違いがあります。

ジャズ・ピアノは D1 の方がオシレーター数が
多かったりしますが、単純な数字だけを見ると
C1 Air の方がスペックはやや上のようです。

ただ、最大同時発音数はどちらも 120 なので、
D1 は 120 ÷ 3 = 40
C1 Air は 120 ÷ 4 = 30
となり、実際に使用可能な最大発音数は D1 の
方が多くなります。

ライブなどを考慮してオシレーター数を調節
したのかもしれません。

上記を踏まえるとそこまで劇的な差はないので、
持ち運びたければ D1、自宅で弾くだけなら
C1 Air といった判断基準で選べばよさそうです。


購入した理由
D1 が発表された当時、ブログを書いています。

USB の管理をこれ以上増やしたくなかったため、
MIDI端子かつ鍵盤重視のポータブル電子ピアノを
探し始めました。

Roland の FPシリーズや YAMAHA の Pシリーズだと
MIDI IN / OUT は上位機種にしか付いていません。
ミドル / エントリーモデルは USB端子だけになります。

CASIO の Privia 現行機はすべて USB端子です。

KRONOS X を所有しているので上位機種は必要としておらず、
最後は KAWAI ES110 との二択で迷いましたが、RH3鍵盤を
気に入っていたので D1 を選びました。


実際に使ってみて
RH3鍵盤は KRONOS X 88 でずっと弾いてきたので、
同じ感覚ですぐに使えました。

ただし、鍵盤のタッチとしては重い部類に入ります。
個人的には YAMAHA BH鍵盤よりもやや重いです。


ボタン類は左にまとめられており、一見すると洗練されている
ようですが、実際に操作すると体を左に乗り出さなければ
ならず、音色を頻繁に変えたい場合は大変かなと感じました。

それでも総合的に見ると D1 はかなりよいです。
大切に使っていこうと思います。


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