2018年5月15日火曜日

YAMAHA P-115 と P-125 の違い

YAMAHA P-125 が 2018年6月に発売されます。

P-115 の後継機として P-125 が出ました。
 
 
 
比較すると寸法、質量、鍵盤の仕様が同じになっています。
 
幅:1,326mm
高さ:166mm
奥行:295mm
質量:11.8kg
鍵盤:GHS鍵盤黒鍵マット仕上げ
※GHS(グレードハンマースタンダード)の略
 
追記:73鍵仕様の P-121 も出ました。
 
音源については以下の通りです。
 
P-115:
音源:RGE スタンダード2音源
最大同時発音数:192
プリセット:14
 
P-125:
音源:RGE スタンダード3音源
最大同時発音数:192
音色数:24
 
(音源名称の数字は、正しくはローマ数字表記ですが、
文字化けを考慮して算用数字に変更しています。)
 
以上より、P-115 と P-125 の違いを一言でいうと
「音源」になります。
 
鍵盤含めピアノの側(がわ)はほぼ同じなので、
どちらを選ぶか迷っている方は、気に入った
音色が入っている方を選ぶことになりそうです。
 
細かいですが、消費電力は微妙に上がっています。
 
P-115 の消費電力:6 W
P-125 の消費電力:9 W
 
アンプ出力自体は同じで 7W×2 です。
 
それ以外の細かい箇所について、個人的に
気になったところをピックアップします。
 
 
オーディオインターフェース機能
P-125 のみオーディオインターフェース機能があります。
 
電子ピアノと AB タイプの USBケーブル と DAW が
使える PC があれば演奏をオーディオデータとして
録音することが可能です。
 
なお、USB 3.0 ケーブルは使えないのでご注意ください。
 
どちらの機種にも電子ピアノ本体に録音機能は
付いていますが、この機能で録音できるのは
MIDI(SMFフォーマット)のみになります。

 
テーブルEQ
どちらの機種もスピーカーが鍵盤の裏側(底面)にあるため、
机などに置いて演奏すると塞がれる形となり、本来の響きを
得られなくなります。
 
この対策として、P-125 でテーブルEQ という
機能が追加されました。
 
文字通りテーブルに置いた時の発音を最適化するもので、
キーボードスタンドを使わない場合は、この機能をオンに
すれば鳴りが改善するようです。
 
 
ステレオフォニックオプティマイザー
P-125 のみヘッドフォン使用時でもピアノ本体から音が
鳴っているような空間処理を行うステレオフォニック
オプティマイザーがあります。
 
 
まとめ
マイナーチェンジに見えた今回の P-115 → P-125 ですが、
オーディオインターフェース機能の追加が一番の仕様変更
に思えました。
 
投稿日現在の Pシリーズの最上位機種は P-255 で、
これにオーディオインターフェース機能はありません。
 
 
ゆくゆくは P-255 の後継機にも追加されると思うので、
上位狙いの方は少し様子見するとよいかもしれません。
 
ちなみに P-115、P-125 に付属するフット "スイッチ" は
以下のようなものです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フット "ペダル" で演奏したい方は FC3A、FC4A、FC5 など
を別途用意する必要があります。
 

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