昨年、デスクトップ PC が動かなくなりました。
同じような状況になった方の参考になればと
思いメモとして残します。
PCについて
故障したのは Win10 のデスクトップPCです。
CPU が古く Win11 のアップデート要件を満たして
いないため、サポート終了まで使うつもりでした。
ストレージ構成
主なストレージは以下になります。
Cドライブ:システムドライブ (OS、ソフト、アプリ等)
Dドライブ:データドライブ (個人フォルダ)
Gドライブ:データドライブ (音源メイン)
すべて別個のストレージで、それぞれ SATA接続です。
OSやインストールするソフトは Cドライブ、
ミュージックやピクチャ、ドキュメント等の
個人フォルダは Dドライブに保存するように
変更して使っていました。
現象
作業を終えシャットダウンしたところ、
タスクバーが付いたり消えたり挙動がおかしくなり、
その後 BIOS の画面しか表示されなくなりました。
Windows が起動できない状態です。
BIOS の画面で Cドライブの SSDを確認すると
「SATAFIRM S11」と出ています。
調べると SSD のファームウェアに異常があると、
このエラーメッセージが表示されるとのこと。
データの確認
SSD を取り外し、SATA-USB変換アダプターに繋ぎ、
別の PC で中身を確認したところデータは無事でした。
CrystalDiskInfo だと「正常 92%」の健康状態です。
細かくチェックしたら消えているファイルもあるの
かもしれませんが、インストールしたソフト等の
フォルダはしっかり残っています。
この時点では「OS の起動に必要なファイルの
一部が欠けて動かなくなった」と判断しました。
なお、D・Gドライブもデータは無事でした。
対処
Cドライブ用に新品の SSD を購入し、Win10 を
クリーンインストールしました。
今回のような事態は初めてだったので、一応
Cドライブだけ接続した状態で OS を入れます。
再起動後に D・Gドライブ等を繋ぎ、個人フォルダを
C から Dドライブに変更、ソフトを再インストール
して元通りになりました。
色々検証
不具合のあった SSD は約7年使っており、
またシャットダウン時の挙動もあったので、
今後使うのはあきらめます。
ただ、データが残っていたのと、どうなるか
興味もあったので色々検証することに。
結果から言うと失敗に終わります。
まず、回復ドライブは作成済みだったので、これで
システムの復元や Windows の再インストールを
試しますが、途中でエラーになりました。
回復ドライブは USBメモリーなのですが、何回か
試していたら、なんとデータ破損で使用不可に…。
次にコマンドプロンプトで DISMコマンドを実行すると、
レジストリファイルが破損していることが分かりました。
「レジストリファイルを復元すればいけるか?」と思い
色々調べていると、Win10 はレジストリのバックアップを
取らなくなったようです。
復元したらどうなるか、ちょっと見てみたかったですが、
何となく起動はしなさそう…。
まとめ
OS が起動しなくなったら、Cドライブのストレージを
SATA-USB変換アダプター経由で別PC に繋ぎ、データが
残っていたら必要なものをバックアップ。
その後に回復ドライブでの復元等、色々試してみるのが
よいかなと感じました。
今回も復元作業中に USBメモリー (回復ドライブ) が
ダメになってしまいました。
なお、SATA-USB変換アダプターは電源アダプター付の
ものが汎用的に使えておすすめです。
価格は高めですが、2.5インチでも 3.5インチでも
HDD でも SSD でも使えるものが間違いありません。
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