2014年11月19日水曜日

BOSS BR-1200CD レビュー1(BRシリーズについて)

機材の整理をしていたら BR-1200CD が出てきたので、
BRシリーズの MTR について書いてみます。














MTR とは、マルチトラックレコーダーのことで、
一言で言うと録音機器です。

1トラックにギター、2トラックにベース、
3トラックにドラム…といった感じで、
多重録音するのに使います。

現在は、PC+DAW+オーディオインターフェイスの
組み合わせで MTR と同じことができますし、
編集作業を考えると、前者の方が圧倒的に快適です。

音楽の制作環境の主流が DTM(デスクトップミュージック)に
なったことで、メーカーも MTR の生産縮小をしているのが現状です。

MTR のメリットは、とにかく分かりやすいことです。

マイクや楽器を MTR に繋ぎ、REC(録音)ボタンを
押してレコーディングをする。当たり前のことですが、
PC でこれを行おうとすると、なかなか上手くいきません。

・ソフトやドライバのインストールが上手くいかない。
・インストールは出来たけど、ソフトが起動できない。
・楽器を演奏しても PC が認識してくれない。

PC の環境は各々違うので、原因も様々です。

私も最初は機械が苦手だったので、MTR で多重録音をしていました。
MTR にはレコーディングに必要なものがすべて詰まっているので、
後は楽器を用意して演奏するだけというシンプルさが好きです。

BR-1200CD は、BOSS という Roland のグループ会社の製品です。
BOSS は、エレキギターやエレキベース用のエフェクターが有名で、
BRシリーズもギター、ベース用のエフェクトが内蔵されています。

また、ドラム音源やボーカルの音程補正などもあり、
バンド仕様な機器になっています。

BRシリーズをざっくり紹介すると以下があります。
(抜けがあったらすみません…)

・MICRO BR-80
・BR-600
・BR-800
・BR-900CD
・BR-1200CD
・BR-1600CD

数字が大きいほど上位機種で、本体自体も大きくなります。
上位機種ほど、トラック数や接続端子の数、
同時に録音できるトラック数などが多いです。

"CD" と付いている製品は CD-R/RWドライブが内蔵されており、
レコーディングした音をそのまま CD に焼くことができます。

音楽データの保存についてですが、
「BR-1200CD」と「BR-1600CD」は、
80GBのハードディスクが内蔵されているので、
MTR 内でデータの管理ができます。

「BR-600」と「BR-900CD」はコンパクトフラッシュ、
「MICRO BR-80」「BR-800」がSDカード、SDHCカードを使用します。

なお、2014年11月現在「MICRO BR-80」「BR-800」以外は、
生産を終了しています。
BR-1200CD は、7年くらい使った後に封印しまして、
その後、1年以上起動していなかったのですが、
今回確認してみたら、データがばっちり残っていました。
なかなか頑丈です。

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