2014年4月9日水曜日

鍵盤楽器の選び方 9(シンセサイザー 後編)

シンセサイザー後編
ピアノを始めたい場合にシンセサイザーを買う理由は何か。
それは、ピアノ演奏以外にもやりたいことがあるかどうかで決まります。

「ライブでピアノ以外の音色も使いながら、
またリアルタイムで様々な制御を行う、
キーボーティストのようなことをしてみたい。」

シンセサイザーは本当に細かい設定ができます。

ピアノ、ギター、バイオリン、フルートなど、音色をたくさん重ねて
鳴るようにしたり、左半分の鍵盤はベース、真ん中がギター、
右半分はピアノが鳴るように振り分けることができます。

前者は、レイヤー、後者はスプリットという機能です。

また、鍵盤を弱く弾くとピアノ、強く弾くとギターが鳴るように設定したり、
鍵盤を押した後に、さらに強く押し込むことでビブラートなどを
掛けるアフタータッチ機能などもあります。

ファミリーキーボードや電子キーボードでも、レイヤーや
スプリットの機能を備えているものがありますが、
シンセサイザーと比べて使用できる音色数に制限があります。

アフタータッチ機能に関しては、ほとんど付いていないという印象です。

ライブなどのリアルタイム演奏で、音色をたくさん
扱いたい場合にシンセサイザーは有効です。
 
「作曲もしてみたい。ピアノ曲だけでなく、ダンスミュージックなど色々なジャンルに
興味があるので、ゆくゆくは、DTM(デスクトップミュージック)もしてみたい。」

DTMとは、PCベースで電子楽器などを使用し、音楽を制作することです。

ファミリーキーボード、電子キーボード、電子ピアノでも DTM は可能ですが、
シンセサイザーは、特にPCとの連携を想定されて作られているのでおすすめです。

電子楽器を使用してDTMを行う方法については、別の機会にご説明します。

他の機種にあるレッスン機能がシンセサイザーには無く、最初の
一台としてはハードルが高いですが、使いこなせるようになると、
色んな場面で役に立つ機種になります。

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