2015年8月9日日曜日

KORG KRONOS X KARMA の使い方3(MIDI OUT)

KARMA の使い方3です。

今回のテーマは、KARMA の
MIDI出力(MIDI OUT)についてです。
 
 
KARMAセミナーだと、PROGモードは MIDI OUT 可能、
COMBIモードは不可、SEQモードは可能と書いてあります。
 
KRONOS X と PC を USB で繋ぎ検証してみました。
DAW は Cubase です。
 
結果からいうと、PROGモード、COMBIモード、
SEQモードすべてで MIDI OUT できました。
 
 
GLOBAL
まずは、GLOBAL で MIDI → MIDI と進み、
以下のパラメーターが ON になっているか確認します。
 
"Local Control On"
"Enable KARMA Module to MIDI Out"
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
"Enable KARMA Module to MIDI Out" は、
KARMA モジュールから MIDIメッセージを
出力するか設定するものです。
 
Off にしても KRONOS X 内部での MIDI の処理は
行われるため、KARMA は通常通り動作します。
 
その情報を外部に MIDI OUT させるかどうか
を設定するのが、このパラメーターです。
 
なお、"Enable KARMA Module to MIDI Out" の下にある
"Enable MIDI In to KARMA Module" は、逆に外部からの
MIDI を KARMA に送るか設定するのに使います。
 
 
PROGモード
KARMA を ON にして演奏したら
MIDI OUT が確認できました。
PROGモードは検証終了です。

 
COMBIモード
Timbre Parameter → MIDI と進み、
任意のティンバーの Status を "EXT" や
"EX2" に設定すると MIDI OUT しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
内部音源の状態を設定する Status について
正直よく分かっていなかったので、
備忘録として残しておきます。
 
Off:
発音せず MIDIデータの送信も行わない状態。
 
INT:
発音し、外部の MIDIメッセージも受け付けるが、
MIDIデータの送信は行わない状態。
 
EXT:
発音しないが、MIDIデータは送信する状態。
 
EX2:
LSB 値と MSB 値が有効になり、あとは EXT と同じ状態。
 
COMBI のステータスは "INT" に設定されているため、
初期状態では MIDI OUT しなかったということになります。
 
COMBIモードでも MIDI が出力できることが分かりましたが、
"EXT" や "EX2" だと発音してくれないので KRONOS X の
音源でモニターしたい場合は不便です。
 
そこで SEQモードの出番です。
 
 
SEQモード
まず、SEQモードのページメニュー(右上の▼)にある
"Copy From Combi" から好きな COMBI をコピーします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次に、Track Parameter → MIDI と進み、
任意のティンバーの Status を "BTH" に
設定すると MIDI OUT しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
SEQモードには、COMBIモードの Status に加え、
"BTH" というものがあります。
 
これは、"INT" と "EXT"  両方の動作をする
いいとこ取りのステータスで、発音しつつ
MIDI OUT もしてくれます。
 
KRONOS X の音源でモニターしつつ
MIDI をレコーディングしたい場合は、
SEQモードで "BTH" に設定します。
 
 
まとめ
どのモードでも MIDI OUT は可能だと分かりました。

COMBIモードの Status に "BTH" が無いのは、
どういった理由なのか気になりますね。

COMBIモードで遊んでいて、とあるティンバーの KARMA
フレーズが気に入ったら、MIDI だけ抜いて編集して…
のような使い方もしていこうかなと思います。 
 

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