KARMA の使い方2です。
使い方1と記事の順番が逆になってしまいましたが、
改めて、KARMA とは何なのかについて書いてみます。
KARMA はアルペジエーターの概念をベースにした
MIDIデータ生成機能です。
複数のトラックとアルペジオパターンが
組み合わせてあるCOMBIモードで演奏を行うと、
出力する情報量の多さを実感できると思います。
言葉だけだとよく分からないので、
曲の始めの部分だけですが、作ってみました。
バンクは「I-C101:Celtic Heart」を選択し、
パラメーター等はデフォルトのままの状態です。
ゲーム音楽みたいになりました。
今回は、すべて MIDI で打ち込んでおり、一切演奏していません。
以下が打ち込んだ情報です。
低音部~中音部に白玉のコードを乗せて、
高音部にメロディーを付けただけです。
打ち込んだトラックもこの一つだけになります。
低音部~中音部にギターやパッドが割り振られており、
ギターはアルペジオパターンの設定により自動演奏を行います。
ドラムやパーカッションの展開は、前回の KARMA の記事
でも書きましたが、SCENES、SWITCHES に
コントロールチェンジ値を割り当てて制御しています。
曲としての改良の余地はまだありますが、ちょっと打ち込むだけで
骨組みを簡単に作れることが、ご理解いただけるかと思います。
ここからが本題です。
ハード音源に慣れ親しんでいる方ならお気づきの通り、
上記のような曲は KARMA ではなく、従来のアルペジエーター
でもほとんど再現することが可能です。
例えば、KARMA 機能が無く、「ARP ON/OFF」ボタンになっている
KORG 機の COMBIモードや、YAMAHA 機の PERFORM モードなどです。
KARMA の売りはフレーズを生成できるところです。
バンク「I-D088:Irish Ballad Split VJS」が
分かりやすいのでサンプル曲をアップします。
数秒で終わります。
入力された情報を KARMA が処理し、
フレーズの生成が行われています。
このようなバンクを使えば、今までの
アルペジエーターとは一線を画していることが分かります。
まとめると、KARMA は
「従来のアルペジエーターのパワーアップ版」と言えます。
そして、具体的に何がパワーアップしたのかというと、
「フレーズも生成できるようになった」ということです。
厳密に言うと、もっと細かい制御もしてくれているのですが、
GE(Generated Effect)や GE リアルタイム・パラメーター
などについて説明し出すとキリがないです。
簡単にまとめるとしたら、
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