2017年3月26日日曜日

Roland RD-2000 の細かい機能を見ていく

RD-2000 が2017年3月25日に発売されました。

実際の音や鍵盤の質などは動画や雑誌の記事で
補足されていくと思うので、それ以外の細かい
機能について見ていこうと思います。

 
公式サイトの製品情報
 

トーン・デザイナー(TONE DESIGNER)
音色の細かい設定を行います。トーン・デザイナー機能の中に
ピアノ・デザイナー(Piano Designer)機能があり、ピアノ系の
音色はここで好みの音になるように作っていきます。
 
RD-2000 のピアノ音源は V-Piano Technology と
SuperNATURAL Piano があり、ピアノ・デザイナーでは
前者と後者で設定できるパラメーターが微妙に違います。
 
これは、以下の記事でも書いたのですが、PCM音源にモデリング
パラメーターを付けたもの(FP-80)より V-Piano 系列の音源
(FP-90)の方がパラメーターの数が若干多くなります。
 
 
同様にグランドピアノの大屋根の開き具合を調整するパラメーター
などは、V-Piano Technology にはありますが、SuperNATURAL Piano
にはありません。
 
なお、FP-90 のピアノデザイナーには「Single Note Volume」
や「Single Note Character」というパラメーターがあります。
 
これらを設定すると 1鍵盤ごとの音量、音の硬さ柔らかさを
調節できるのですが、RD-2000 ではトーンデザイナーから
「Indiv. Voicing」に進むことで設定できるようになっています。
 
「Piano Designer」のパラメーターではなく「Indiv. Voicing」
という鍵ごとのエディットとして独立したメニューになりました。
 
それぞれ親元のトーンデザイナーから進み、
音色を作っていくという方式です。
 
 
ライブ仕様
ステージピアノということでライブ仕様なパラメーターが
色々と用意されています。
 
例えば、音色を変えても発音中の音を残すことができたり、
プログラムを変えてもディレイやリバーブの設定が
切り替わらないように設定できたりします。
 
 
USBオーディオ
RD-2000 にはオーディオインターフェース機能があるので、
PC と USB接続して DAW などを用意すればオーディオ
録音が行えます。
 
・信号処理:24ビット
・サンプリング周波数:192kHz、96kHz、88.2kHz、48kHz、44.1kHz
・録音:2チャンネル
・再生:2チャンネル
 
上記は公式サイトのスペック表で確認できますが、
なぜか取扱説明書には記載がありません。
 
サンプリング周波数については、本体に負荷が掛からない
状態なら 192kHz まで処理できるのだと思います。
 
USBドライバーの対応OS(Windows)はいつも通りです。
 
・Win 10(64 ビット版 / 32 ビット版)
・Win 8/8.1(64/32ビット版)
・Win 7(64/32ビット版) ※SP1 以上
 
なお、USB 2.0 と互換性のない 3.0ポートは使えないようです。
ハードとの相性を考慮すると、USB 2.0 は意識しないといけませんね…
 
オーディオ入力端子についてはステレオミニが一つだけあります。
iPod 等のオーディオプレーヤーを接続すれば、演奏と一緒に
流すことが可能です。

 
USBメモリー
電子ピアノでもおなじみ、USBメモリーの録音機能です。
録音されるオーディオファイル形式は以下になります。
 
・拡張子:WAV
・サンプリング周波数:44.1kHz
・ビット数:16ビット
 
音楽CDと同じ形式ということで、USBメモリー経由での
ハイレゾ録音はできません。
 
また、USBメモリーに上記と同じ形式のオーディオ・ファイルを
読み込ませると再生させることが可能です。
 
カラオケのように曲の速度を変えたり移調(キー操作)したりと
柔軟な再生メニューが用意されています。

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