KRONOS エディターを使うと、PC から
KRONOS の操作が可能になります。
追記:2020/06/10 に Mac OS の 64ビット版が出ました。
ダウンロード | KRONOS - Editor/Plug-In Editor x64 | KORG (Japan)
Editor Version 2.0.0
Editor Version 3.0.0
起動時の画面もさりげなく変わっています。
エディターのバージョンによる違いは、KRONOS の
OS アップデートで追加された機能への対応です。
例えば、SGX-2 のダンパーレゾナンスやセットリストの
カスタマイズなどは以前のバージョンには無かった機能
なので、この辺りの新パラメーターをサポートします。
お使いになる方は、とりあえず最新の OS と
エディターを取得すれば間違いありません。
KRONOS エディターで何ができるか
エディターでできることは、KRONOS 本体で
できることとほとんど変わりません。
演奏目的なら直接操作した方が早いので、
ほぼ出番はないと思います。
PC と接続する方法
接続は USBケーブル(A端子 ⇔ B端子)で、
USB-MIDIドライバーが必要になります。
MIDIキーボードとして使う場合と
同様のセッティングになります。
KRONOS エディター独自の機能
エディター独自の機能もちらほらあるので、
2つだけご紹介します。
まずは、「セット」の保存です。
エディターのマニュアルでは、「セット」はセットリスト
のことではなく、KRONOS 全体のデータを「セット」
と定義しています。
PROG、COMBI、GLOBAL などの設定値を 「.SQS」
という拡張子のファイルで PC 側に保存できるので、
パラメーターのバックアップに使えます。
※SQS は Sound Quest Set の略称
なお、エディター上の通信は MIDIメッセージで行われる
仕組みなので、WAV ファイルなどの送受信はできません。
そもそもエディターに DISKモードがないです。
ファイルのやりとりは USBメモリなどを使うか、
USB Ethernetアダプターで FTP 転送します。
もう一つは「Create Program Names File」です。
例えば、「Cubase Patchscript」を使うと、Cubase用の
パッチスクリプト・ファイルを作成することができます。
これを Cubase に読み込ませると、KRONOS の
音色名などが番号ではなく、ちゃんと名前で
表示されるようになります。
VST、AU プラグイン
KRONOS Editor は、スタンドアローン版の
他に VST、AU プラグイン版があります。
このプラグイン・エディターは、32 ビット版になるので、
64 ビット版 の VST ホスト環境では、KRONOS に
接続することができません。
スタンドアローンとの違いについてですが、
「セット」の保存ができません。
その代替として、DAW のプロジェクトの保存時に
プラグイン・エディターの設定もファイルの一部
として保存できます。
それ以外の機能はほとんど一緒です。
そして、オーディオの書き出しについてです。
VST、AU とありますし、ソフト音源のように
MIDI を一発でオーディオ変換できてしまう
のか気になるところですが、できません。
マニュアルより引用します。
KRONOS エディターには、スタンドアローン版の他に、VST、AU の
プラグイン版もあります。ここで重要なのは、実際に音が出るのは
KRONOS 本体であって、プラグインではないということです。
ですので、変換は従来通りの方法で行います。
「KRONOS は AUDIO と MIDI 両方のシーケンサーがあるし、
KRONOS 内部でなら MIDI → AUDIO の変換は一発かも?」
と考える方もいらっしゃるかと思いますが、できません。
私も試してみたのですが、以下のように 3分の曲なら
3分待たされます。MTR のバウンス機能と一緒でした。
他に何か方法はあるのでしょうか?
もし上記以外の MIDI → AUDIO 変換方法を
ご存知の方は、ご一報くださると幸いです。
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