高橋敏則 著の これだけは知っておきたい「独立・起業」の
基本と常識 のレビューです。
基本と常識 のレビューです。
この本は、タイトル通り独立・起業を考えている方向けの
本で、初版は2012年です。私も 3~4年前に買いました。
話はサラリーマン視点で進んでいきます。
在職中の準備、退職、保険や年金の手続きについての
説明もあり、独立・起業までの流れが把握できるので、
「開業のためのガイドブック」とも言えそうです。
その他には、個人事業主(フリーランス)と会社設立(法人)
の違い、フランチャイズの仕組み、屋号・商号の決め方、
印鑑の種類、名刺やホームページ作成など開業に向けて
具体的に何をすればよいかが書いてあります。
開業届等の届出が必要な書類についての説明もありますし、
音楽とは関係ないですが、喫茶店を開く場合は保健所の許可
が必要になるなどの解説も載っており、充実した内容です。
ネットで時間を掛けて調べれば、無料で同様の情報を
得ることもできますが、おそらく、この本を読む方が
費用対効果が高いのではないでしょうか。
ただ、最初に書いた通り初版が 2012年なので、税率などの
情報は古くなっている可能性があります。
また、経理については複式簿記等の概要についての説明が
ありますが、最終的には「会計ソフトがあると便利だよ!」
という感じで終わります。
ホームページ作成についても 2ページで軽く触れるだけです。
充実した内容とは言いましたが、扱う情報はあくまで広く浅く
なので、「色んなことを調べるための取っ掛かりになる本」が、
この本になるのかなと思います。
現在サラリーマンで、独立・起業を考えている方には
おすすめの一冊です。
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