2015年6月30日火曜日

録音したピアノの音が小さい場合

録音したピアノの音が小さい場合についてです。

などでピアノの音を録音した時に音量が
小さいと感じる時があるかもしれません。
 

ノーマライズ
まずは、ノーマライズを使って音量を最大にします。
 
 
 
 
 
 
 
 
それでも音量が小さいと感じる場合
以下に私が演奏した波形があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
静かに始まり、中盤から後半は盛り上がり、
最後は静かに終わることが分かります。
 
また、J-POP のように音量が
ほぼ一定の波形を適当に作ってみました。
(J-POP の実際の波形はもっとスゴイです。)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この2つの曲を音楽の再生機器に入れて
同じボリュームの設定で聴いた場合、
音量が大きいのは後者です。

これは、ダイナミックレンジが関係しています。
ダイナミックレンジは、最小と最大の比率のことをいいます。
 
要するに、音量差が大きい曲は全体の音量が小さく、
音量差が小さい曲は全体の音量が大きくなります。
 
ピアノには、ピアニッシモ(非常に弱く)や
フォルティッシモ(非常に強く)のような強弱記号が
あるように、音に強弱をつけることができる楽器です。
 
ですので、ノーマライズ処理後の音量が
小さいと感じたとしても、それで正解です。
 
そもそもとして J-POP の音量と比較すること自体が間違いで、
ダイナミクス(強弱法)のあるクラシックCDの音量と比べていれば
「音量が小さい」といった疑問も出てこないという話ですね。
 
音量設定については、どちらが良いとは一概に言えません。
J-POP はとにかく聴きやすさを追求して今のような形に
なったわけですし、後は各々の好みの問題です。
 
 
それでも音量を大きくしたい場合
何らかの理由で、どうしても音量を
大きくしたい場合があるかもしれません。
 
それが音楽的に良いか悪いかは抜きにして、
対処法を紹介します。
 
一定の強さで演奏し録音する
再度録音が可能なら、弾く強さを一定にして演奏します。
これで音量差も小さくなり、曲全体の音量が稼げます。
あるいは、コンプレッサーの掛け録りという手もあります。
 
音量差が小さくなるように波形を編集する
音量の小さい箇所にゲインをかけて波形を大きくします。
そうして波形の大きさを揃えた上でノーマライズを
行えば全体の音量を大きくできます。

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