2015年5月11日月曜日

KORG KRONOS X 音作りの基本1(オシレーター)

音作りの基本1です。

テーマは、「アナログ・モデリング音源を
使いながら音作りについて学ぶ」です。
 
使用する音源は MS-20EX ですが、
MS-20EX の使い方というよりは、
アナログシンセ的な音作りを
学ぶことに重きを置いています。
 
細かいパラメーターの詳細設定については、
パラメーター・ガイド(KRONOS_Param_Guide_J.pdf)
をご覧ください。

下準備
イニシャルEXiプログラムのあるバンクを選択します。
私は、USER-DD が未使用でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
デフォルトの状態だと、"AL-1 Analog Synthesizer"
になっているので、Common → Program Basic と進み、
「EXi1 Instrument Type」を "MS-20EX" に変更します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これで準備完了です。
 
 
オシレーター
Osc & Filter の画面で音色を作っていきます。
まずは、オシレーターです。
音作りのもととなる波形を選びます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
赤丸の箇所がそれぞれオシレーター1 と
オシレーター2 になります。
 
黄丸の箇所でオシレーター1 と
オシレーター2 の音量調節を行います。
 
なぜオシレーターが 2つあるかというと、
その方が音作りの幅が広がるからです。
 
レイヤー機能でバイオリンの音色を 2つ重ね、
片方のピッチを微妙にずらすと独特のうねりが生まれますし、
バイオリンとフルートを重ねると音に厚みが出ます。
 
上記のような効果を得るために
オシレーターが複数ある、という認識でいいと思います。
ちなみに、3オシレーターのシンセサイザーもあります。
 
MS-20EX の場合、オシレーター1 の波形は、
三角波、ノコギリ波、矩形波/パルス波、ホワイト・ノイズです。
 
オシレーター2 の波形は、
ノコギリ波、矩形波、パルス波、リング・モジュレーターです。
 
パラメーター・ガイドに波形の詳細が載っていますが、
三角波ならフルートやビブラフォンのような音作りに、
ノコギリ波ならストリングスやブラスに、といったように
波形にはそれぞれ特徴があります。
 
オシレーター1 で矩形波とパルス波が一緒に
なっていますが、パルスウィズ(パルス幅)で
どちらにも変わり得るためです。
 
これらは梯子であみだくじをしたものを "軌跡" に
したような波形になっており、その間隔が均等なもの、
つまり同様の四角形が並んでいるように見えるものが
矩形波、それ以外がパルス波になります。
 
なお、矩形波は方形波、スクエア波とも呼ばれます。
 
オシレーター1 のすぐ下に「PW」というツマミがありますが、
これが Pulse Width(パルスウィズ)です。

0.00 の時はパルスウィズが 50%となり、
矩形波が生成されます。

数値を上げる度に 50%から減少していき、
最大値の 10.00 にするとパルスウィズは 0% となり、
無音になります。(自分用の備忘録)
 
ちなみに、ファミリーコンピュータ(ファミコン、FC)は
矩形波、三角波、ホワイトノイズが使われていました。

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