2015年3月19日木曜日

KORG TR 61 レビュー

KORG TR 61 のレビューです。

今更感がありますが、TRITON taktile の発売で
TRITON シリーズがプチ復活したこともあり、
そんな流れで書いてみました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

TR 61 は、TRITON Le の後継機種です。
61は鍵盤数のことで、TR 76、TR 88 もあります。
 
他の TRITON シリーズと違うのは、
機能が厳選されている点です。
 
同時発音数、エフェクト数、音色数などは TRITON Extreme と
比較すると少ないですし、サンプラー機能は標準では付いておらず、
オプションボードを別途購入することで使える仕様になっています。
 
その分、価格が抑えられた、いわゆる廉価版です。
 
TR 61 の発売は2005年で、同時期にYAMAHA も
MOTIF ES ベースの MO6(61鍵) と MO8(88鍵) を
出しました。
 
この MO シリーズも KORG TR シリーズと
同じ位置付けの機種になります。
 
ちなみに写真の下段にちょっと写っているのが MO8 です。
 
当時と今とではスペックに差がありますが、細かいこと
抜きでざっくり言ってしまえば、「TRITON Extreme と TR」は、
「KRONOS と KROME」のような関係性です。
 

付属品
マニュアル、ドライバーが入ったCD、
AC電源など必要最低限のものが入っています。
ペダル類は付いてきません。
 

USB端子
USB B端子 があり、MIDI の送受信が行えます。
MIDI IN、MIDI OUT 端子もあります。
 
なお、オーディオインターフェース機能はありません。
 
当時は、やっとミュージックワークステーションに USB端子が
搭載され始めた時期だったので、MIDI インターフェースとして
使えるだけでも画期的でした。
 

SDカード
16MB ~ 1GB のものが使えます。
 
ちなみに、2GB の SDカードが使えるか試してみたのですが、
挿しても、TR が認識してくれませんでした。
素直に上記容量のSDカードを用意するのが無難なようです。
 

アフタータッチ
KORG HP で仕様を見ても明記されていませんが、
アフタータッチ機能はあります。
 

鍵盤
ライトウェイト鍵盤です。
 
TR 61 は、ちょっとした時に外へ持ち出したり、
簡易総合音源として作曲のメモに使ったりと、
今でもそこそこ出番があります。
 
私は演奏が主なので、楽器を探す時は、
61鍵盤以上を条件に探します。
 
TR 61 は、機能もシンプルで 7.8kg と軽く、使いやすいです。
 
携帯性重視なら KORG KROSS-61 もありですね。
ただ、アフタータッチが無く、ジョイスティックではないので
好みが分かれそうですが、それでも、重量 4.3kg は魅力的です。
 
ちなみに、「TR」とだけ言うと、TRINITY のラックや
ローランドのリズムマシンと勘違いされることがあり、
ほんの少し会話がややこしくなったことがあります。

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