2014年11月27日木曜日

ピアニストの毎日の基礎練習帳 レビュー

岩崎淑 著の「ピアニストの毎日の基礎練習帳」のレビューです。
 
初心者からプロまでピアノを弾く人すべてが
対象と著者は謳っています。

演奏する時の手や指の形、姿勢など基本的な
ところから始まり、レガートやピアニッシモなどの
奏法についても具体的に説明されています。

また、短い時間でも効果的に練習する方法や、
舞台で演奏する時の心構え、コンクール・名教師の話など、
後半のページへ行くほどクラシックのピアニストを
想定したものになっています。

楽譜は、ハノンをアレンジしたスケールとアルペジオが
収録されていますが、ピアノを始めたばかりで難しい人は、
ハノンの教則本やツェルニー、バッハの楽譜を
用意して練習するように促されます。

あくまで基礎練習帳なので、
楽譜は上記のハノンのアレンジバージョンのみです。
ちなみに楽譜は読める前提で話が進んでいきます。

全体的に著者の体験記を織り交ぜながらの
内容となっているので、クラシックがベースです。

レガート奏法の練習にはショパンのあの曲を…
といった感じで随所でクラシック曲が紹介されています。

読んでみた感想としては、独学でピアノを始めた人は
一読の価値があると思います。

私自身も独学だったので、鍵盤のタッチの細かい
説明などは参考になりました。

逆に、音大生やピアノ教室に通われている方だと
重複する内容が多々あるのかなと感じましたが、
もしかしたら初心に返る一冊になるかもしれません。
 

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