2014年4月7日月曜日

鍵盤楽器の選び方 8(シンセサイザー 前編)

シンセサイザー前編
そもそもシンセサイザーとは何か。
シンセサイズは、「合成」を意味します。

文字通り、本来は波形(ノコギリ波、矩形波、三角波など)を
組み合わせて、音そのものを作る電子楽器です。
 
楽器の音色に近い音や、形容しがたい
電子音など、様々な音が作れます。
 
時代が進むにつれ技術は進歩し、鍵盤楽器の選び方 1でもご説明
したように、記憶装置の大容量化によって、PCM音源が普及しました。
 
リアルな楽器の音はもちろん、電子音などもあらかじめ収録されており、
「一から音を作る」方式から「用意された音を使う」方式に変わります。
 
本来のシンセサイザーの発音方式、使い方が変わったことで、PCM音源の機種を
ミュージックワークステーションサウンドモジュール(音源モジュール)
表記するメーカーもありますし、シンセサイザーと一括りにするメーカーもあります。
 
また、これまで紹介してきた、ファミリーキーボード、
電子キーボードもPCM音源を採用していますし、
シンセサイザーとキーボードの境界線は曖昧になってきました。
 
この辺りは、気にしてもキリがないので、
メーカーの表記に素直に従ってしまいます。

ちなみに、本来のシンセサイザーの発音方式をシミュレートし
継承しているシンセサイザーは、バーチャルアナログシンセサイザー、
アナログモデリングシンセサイザーなどと表記され販売されています。
 
「一から音を作る」方式が完全に無くなった
わけではないことを補足しておきます。
  
シンセサイザーは、KAWAI以外のメーカーが取り扱っています。
 
厳密にいうと、KAWAI もシンセサイザーを製造していた時期が
ありましたが、現在は撤退しており、ピアノ系の電子楽器という
括りなら、KAWAI は、「電子ピアノ専門」という認識でいいと思います。
 
鍵盤数も61鍵~88鍵を中心に、様々なものがあります。
 
価格は、電子ピアノと同様バラバラで、
4万円~40万円くらいが目安です。
 
スピーカーは、ほとんど内蔵されていません。
 
ダンパーペダルなどの周辺機材もほとんど付属されないので、
購入時は最低限のもの(電源ケーブルなど)だけ付いてくるイメージです。
 
スタンド、ペダル、椅子などの付属品が無い分、シンセサイザーは
電子ピアノと比べて上限の価格を抑えることができます。

重量については、6kg~30kgくらいです。
 
スピーカーやスタンドと一体になっておらず、言ってしまえば
余計なものが付いていないため、この範囲内で大体落ち着きます。 

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