2014年3月24日月曜日

MIDI とは

MIDI(ミディ)とは、そもそも何でしょうか。
音楽制作の視点に特化して説明していきます。

MIDIは、楽器のためのデジタルインターフェース規格で、
世界的な統一規格です。
 
…これだとよく分からないので、
噛み砕いて言うと「演奏情報」になります。
 
下記の画像をご覧ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これは、リアルタイム録音で「ドレミファソラシド」と演奏した情報になります。
MIDI音楽編集ソフト「Domino」を使用しました。
 
 
①について
青いバーは「ノート」といいます。
ノートの長さは、鍵盤を押してから離すまでで決まるので、
色々な長さのものがあります。
 
①から少し左に目をやるとピアノの画像がありますが、
これを「ピアノロール」といいます。
 
ピアノロールとノートの位置を照らし合わせることで、
「ドレミファソラシド」と音が入力されていることが分かります。
 
 
②について
記号や数字が並んでいます。
 
「ダンパーペダルを踏んだ」→「ドを強めに弾いた」→「レは弱く弾いた」…
といった感じの情報をデータ・数値化したものになります。
 
 
③について
高低差のあるグラフが表示されています。
 
Dominoのオプションでは、様々な設定値を視覚化できますが、
画像ではベロシティ(Velocity)のグラフを表示しています。
 
ベロシティとは、その音の強さの情報です。
英語本来の意味では「速さ」を意味しますが、MIDIの観点では「強さ」になります。
 
グラフでは、鍵盤を強く弾いた音ほど高くなり、弱く弾いた音ほど低くなっています。
数値としては、1(弱い)~127(強い)で管理します。
 
①のノートもよく見ると青に濃淡がありますが、
強く弾いた音は青が濃く、弱く弾いた音は薄くなっています。
②の情報の中にも、このベロシティが含まれているわけです。
 
 
まとめ
視覚的に楽曲を記録する手段として「楽譜」が存在しますが、
それをもっと突き詰めた、デジタル化したものがMIDIと考えると理解しやすいかもしれません。

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