2014年3月27日木曜日

鍵盤楽器の選び方 2

もう少しだけ、最近の電子楽器事情についてご説明いたします。

前回、電子楽器は「コンピュータに鍵盤をくっ付けたもの」と言いましたが、
インターフェイス回りについても、時代が反映されています。

一昔前の機種では、FDD(フロッピーディスクドライブ)が付いており、
設定などはFD(フロッピーディスク)に記憶していました。

時代は進み、FDからCDドライブに、更にSDカードやUSBメモリに移り、
今では、USBケーブルでPCと接続、連携することも可能になりました。

また、電子楽器自体にHDDやSSD(ソリッドステートドライブ)を積んだ
ものもあります。SSDは、ざっくり言うと次世代の記憶装置です。

USBケーブルでPCと連携できるようになったのは、
電子楽器にとってターニングポイントと言えます。

USB接続より前で、PCと連携させるには、
なかなかハードルが高かったからです。

細かい話は、また別の機会にご説明しますが、
とにかく、電子楽器とPCをUSBケーブル一本で繋げる
ようになったことで、様々なことができるようになりました。
 
練習曲が収録されているような電子楽器だと、一昔前なら、
その楽器を購入すれば、当然収録されている練習曲のみ
練習ができます。
 
現行の機種だと、PCでメーカーのサイトから好きな練習曲を
ダウンロードし、そのデータをUSB経由で電子楽器に送ることができます。
最新のポップスの曲などを、後から追加することが可能です。

また、上位機種の電子楽器になると、機能自体の拡張性があります。
電子楽器には、あらかじめ色々な音色(ピアノ、オルガンなど)が
プリセットされていますが、例えばピアノの音色で演奏していて、
ちょっと違った響きのピアノの音が欲しくなったとします。

こうした時、新たにピアノの音源のデータを購入し、
電子楽器に追加することができます。

最新の ”音” が欲しいからと、電子楽器自体を
買い替える必要がありません。

上記のように、PCと連携し、ネットに繋げるようになった
ことで、電子楽器はより柔軟なものになりました。

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